こちらのお車は懐かしいサバンナRX-7 しかも珍しいカブリオレです。
今回ご購入されたオーナー様の愛情を一身に受け、この度電装系の大修理を行います。
エアコン・エアコンコントロールパネル・メーター・時計・リトラクタブルモーターの5部構成でブログにしていきます。
ご購入当初よりエアコンが効かないとのことでしたが
コンプレッサー・コンデンサ・圧力スイッチ・ホースからガス漏れが有りました。
コンプレッサーをリビルト品に交換して、レトロフィットにてR12からR134Aに変更します。
圧力スイッチ部はオイルでベトベト
パイプ接続部の腐食も激しかったため、パイプとスイッチを新品に交換します。
隣に見えるリキッドタンクも新品交換です。
外したコンデンサファンのスポンジも経年劣化によってボロボロ
これでは冷却効率が落ちてしまいます。
こういった部分はそのままにしてしまう業者様もいるでしょうが
当社ではもちろん交換しておきます。
エンジンからコンプレッサーを外すのは狭いため当社作業員が苦労していました。
コンプレッサーシャフトからのガス漏れによりオイルで濡れています
コンプレッサージョイントを現品に交換します。
同時にオイルをレトロ用のオイルに交換します。
今回はホースも交換しますが、R12用のホースは分子構造上R134Aのガスを透過してしまうので
ホースからの漏れを止める添加剤も同時に入れておきます。
コンデンサも新品に交換して、全てを組み上げ作動点検をしましたが・・・
よく冷えるようになりました
が・・・
様子が変です、0℃になってもエアコンが切れません。
エバポレーターの機械式サーモスイッチが故障しており前オーナー様の時に無理矢理ヒューズを使って直結してあります。
これでは、コンプレッサーが過負荷でロックしたり、エバポレーターが凍り付いて冷えなくなってしまいます。
この機械式サーモスイッチも新品に交換いたしました。
上記作業を経て、エアコンはよく冷えるようになり
エアコン修理は完成かと思われましたが、途中から全く冷えなくなるという
症状が出ました、原因を探ってみるとどうもエアコンコントロールパネルの
ACスイッチ部がおかしいようです・・・
ということで、エアコンコントロールパネル修理に続く
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