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サバンナRX-7 FC3C エアコン修理

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理
私も初めてお目に掛かるRX-7のカブリオレ

こちらのお車は懐かしいサバンナRX-7 しかも珍しいカブリオレです。

 

今回ご購入されたオーナー様の愛情を一身に受け、この度電装系の大修理を行います。

 

エアコン・エアコンコントロールパネル・メーター・時計・リトラクタブルモーターの5部構成でブログにしていきます。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理
エアクリーナー等を外したエンジンルーム

ご購入当初よりエアコンが効かないとのことでしたが

 

コンプレッサー・コンデンサ・圧力スイッチ・ホースからガス漏れが有りました。

 

コンプレッサーをリビルト品に交換して、レトロフィットにてR12からR134Aに変更します。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理
圧力スイッチ部はオイルまみれ

圧力スイッチ部はオイルでベトベト

 

パイプ接続部の腐食も激しかったため、パイプとスイッチを新品に交換します。

 

隣に見えるリキッドタンクも新品交換です。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理
外したコンデンサファンのスポンジもボロボロ

外したコンデンサファンのスポンジも経年劣化によってボロボロ

 

これでは冷却効率が落ちてしまいます。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理
新しいスポンジに交換

こういった部分はそのままにしてしまう業者様もいるでしょうが

 

当社ではもちろん交換しておきます。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理
コンプレッサーを外したエンジン

エンジンからコンプレッサーを外すのは狭いため当社作業員が苦労していました。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理 コンプレッサー
外したコンプレッサー 漏れたオイルで濡れています

コンプレッサーシャフトからのガス漏れによりオイルで濡れています

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理 コンプレッサー
コンプレッサーのジョイントが違うので現品に交換

コンプレッサージョイントを現品に交換します。

 

同時にオイルをレトロ用のオイルに交換します。

 

今回はホースも交換しますが、R12用のホースは分子構造上R134Aのガスを透過してしまうので

 

ホースからの漏れを止める添加剤も同時に入れておきます。

サバンナRX-7 FC3C エアコン修理 コンデンサ
取り付けした新品コンデンサ

コンデンサも新品に交換して、全てを組み上げ作動点検をしましたが・・・

よく冷えるようになりました

 

が・・・

 

様子が変です、0℃になってもエアコンが切れません。

 

エバポレーターの機械式サーモスイッチが故障しており前オーナー様の時に無理矢理ヒューズを使って直結してあります。

 

これでは、コンプレッサーが過負荷でロックしたり、エバポレーターが凍り付いて冷えなくなってしまいます。

 

この機械式サーモスイッチも新品に交換いたしました。

 

上記作業を経て、エアコンはよく冷えるようになり

 

エアコン修理は完成かと思われましたが、途中から全く冷えなくなるという

 

症状が出ました、原因を探ってみるとどうもエアコンコントロールパネルの

 

ACスイッチ部がおかしいようです・・・

 

ということで、エアコンコントロールパネル修理に続く

 

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