今回はBMW X3 E83のエアコン修理をご依頼頂きました。
点検の結果、ガス漏れでした。
正規量1,630gに対して、全くの空 0gでした。
ガス漏れ箇所を検知器で探すと、室内エバポレーターよりかなりのガス漏れのようです。
エバポレーターはダッシュボード中央に設置してあるため、ダッシュボードの脱着が必要です。
ここから長い道のりの始まりですが、まずはハンドルとメーターを外しました。
センターコンソールにオーディオ等、どんどんばらしていきます。
エンジンルーム側もワイパー等を外していきます。
途中経過をかなり飛ばして、ダッシュボードとダッシュフレームを取り外した状態。
真ん中に見えるのがヒーターケース、この中にエバポレーターも内蔵されています。
やっとヒーターケースが降りました。
これを分解して内部のエバポレーターを交換します。
ヒーターケースの底側を開けた状態です。
中央にエバポレーターの底が見えていますが、ガス漏れ検知用の蛍光剤が肉眼でも確認出来るほど漏れて、色が蛍光緑になっています。
新旧エバポレーターを並べました。
もちろん中央が新品です、これを綺麗にしたケースに組み、全てを復元していきます。
もう無心で作業したせいで組み上げ工程の画像が1枚もありませんでした。
組み上げ後、ガスを充填してしっかり冷えることを確認しました。
丸4日掛かりの作業となりました。
この度はご依頼ありがとうございました。