今回のお車は ベンツのW212
エアコンが効かない、ACランプが点滅するとのことでご入庫、コンプレッサーが入らないようです
エアコンのガスの量を計量し漏れも無いようですし、正規量を充填して診断機でデータモニターをしてみます
データモニターでコンプレッサーの停止要因を見てみると・・・
冷媒圧力が低すぎる
冷媒充填不足
おかしい、正規量を充填したばかりなのに・・・
センサーの値をモニターしてみます・・・
冷媒プレッシャー 0.00 bar
おぃおぃ、センサーがお仕事をボイコットしているようです
圧力センサーはコンデンサの下側に付いています
バンパーのグリルから覗くと画像の様に見えています
車両下部は大きなアンダーカバーが付いているので外していきます
アンダーカバーを外しました。
コンデンサはコアサポートに隠れて確認出来ません
コアサポートと思いきや、ずいぶん薄く柔らかいと思っていたら
はめ込みを2箇所外すと画像の様に開きます
これなら作業が楽で助かります
こちらが問題の圧力センサー このようにコンデンサのパイプ部に取付してあります
こちらが外した現品センサーとご用意した優良部品のセンサー
輸入車は特に部品代が高いので優良部品は欠かせません
新品の圧力センサーを取り付けしました。
全て組み上げて、真空引き・冷媒充填・ガス漏れ点検をして、センサーの値をチェックします
診断機でデータモニターして圧力センサーの認識圧力と接続している回収機のメーターを比較して値が正常化確認します
車両側は12.5bar 回収機は1.23MPa
ほぼ誤差範囲で収まっています
室内の吹出口の温度も実測します
こちらの車両はデータモニターでも確認出来ます、これも誤差範囲でした。
4.8℃ととてもよく冷えています。
すべての作業が完了しましたので納車させて頂きました。
この度はご依頼ありがとうございました。