今回のお車はキャラバンのチェアキャブ車 平成19年式のお車です。
走行距離もかなり出ておりエアコンが効かないとのことで入庫。
点検の結果 ガス漏れでした、しかもかなりの量です。
ガス漏れはエバポレーターとのジョイント部のOリングからも確認出来ましたが、それ以上にエバ側から大量のガス漏れ・・・
部品が用意できたので早速交換作業へ
必要な部分を外して、エバポレーターが入ったブロアモーターケースを取り出します
これがなかなかの知恵の輪状態
結構苦労しました。
取り出したブロアモーターケースを分解
エバポレーターを取り出します。
ケースの底には蛍光剤の色がべっとり・・・
蛍光剤が付着している場所から漏れはエキパン部のようです。
エキパン(エキスパンションバルブ)の部分が蛍光剤の色に染まっています
Oリングのみの交換でも修理は可能かもしれませんが、年式と走行距離からAssyでの交換にします。
さすがに新品は綺麗です。
なんだかこれだけでもエアコンの効きが良くなる気がしてきます
ブロアモーターケースに新品のエバを組み込みます。
さて、室内の作業は終わりましたので、ジョイント部のOリング部を綺麗にします
Oリングの内側が腐食して漏れを起こしています。
この部分がシール性を担うので丁寧に磨きます。
磨いて綺麗になった低圧パイプ
この部分に筋状の傷を入れてしまうと漏れが発生します。
腐食による虫食い状態だったので大変でしたが、丁寧に磨きます。
高圧側も同様に腐食して漏れがありました。
高圧側も綺麗に磨き、Oリングを取り付けて組み上げ
真空引き、冷媒充填、漏れと効きの確認をして納車となりました。
この度はご依頼ありがとうございました。