こちらのお車は昨年新車でご購入されたリエッセ。
暖かくなってエアコンを作動させたところ冷えないとの事で入庫しました。
ガスの量を回収して確認したところ正規量1500gに対して回収量30gとかなりひどいガス漏れのようです。
特に事故等も無く保証期間内ですのでクレーム修理となります。
エアコンのサービスバルブは運転席の後下、右前のタイヤの直ぐ後です。
サービスバルブを接続していて気になることがあるのですが・・・
高圧パイプの室内へ入る部分が濡れていませんか?
室内側を分解してみました。
やっぱり濡れています。
どうやらこの接続部からガス漏れがあるようです。
高圧パイプのこの接続部を外し、中から出てきた物は・・・
じゃーん。こんなん出ましたー。
Oリングが見事に潰れて、ちぎれてしまっています。
車輌製造時にOリングの組付け不良が有ったようです。
人間のすることですから、仕方が無いですかね・・・
実は各メーカーの保証修理をすることが有りますが、この現象は結構見かけます。
納車から短い時間での多量のガス漏れの場合、多くがこういった原因による物です。
新品のOリングを組付けし、真空引き、ガス充填、オイルの補充、ガス漏れの点検をして
最後にエアコンの効きを確認して、無事即日納車させて頂きました。
この度はご依頼ありがとうございました。