前回に続き、今回もヒーターの修理です。
点検の結果、この車両もヒーターコアの詰まりのようです。
吹き出し口の温度を測定します。
条件は外気導入、MaxHOTでファンは2段目です。
HDM8000で確認するとエンジン水温が93度もあるのに吹き出し口は51度です。
朝の寒い時にファン最大にすると、冷たい風しか出ないことでしょう。
しかもこちらの車はラジエーター内部を除いて見ると錆が発生しているのが確認出来ました。
クーラントを定期的に交換していない車や、水漏れを起こし水だけをつぎ足していた車両などで発生しやすいです。
今回は2種類の薬剤で内部洗浄を入念に行いました。
画像はすすぎ段階での測定時。
水温はまだ79度ですが、上画像と同条件ですでに吹き出し口では62度もあります。
クーラントを充填してから最終測定です。
エンジン水温92度で吹き出し口は72度。
風量を最大にしても60度以上を保ちます。
これで寒い冬も乗り切れることでしょう。
部品交換より費用がかなりお安く押さえられる上に、エンジン内部、ラジエーター内部等クーラントが循環する部位は全て洗浄されるので、オーバーヒート予防にもなりおすすめな作業です。
今回の車両は、前オーナー様の時のクーラントの管理が悪かった為に
錆や水垢が発生してしまった模様。定期的なクーラントの交換か
WAKO'Sのクーラントブースターの定期的な添加がオススメです。(画像をクリックすると紹介ページへリンクします)
クーラント交換より安く済み、ラジエーターメーカー等も推奨しています。失われていく防錆、防食、消泡成分等を回復・強化しクーラント性能を維持します。
この度はご依頼ありがとうございました。