平成19年式のMRワゴンのエアコン修理です。
この年代のスズキ車に多いのが、コンプレッサーとホースのジョイント部からのガス漏れです。
こちらのお車も、正規量320g のガス量に対して回収できたのは なんと30gのみでした。
患部となるのが画像赤丸部
特に多いのが、低圧側の接続部の腐食です。
低圧側はエアコン使用中に冷えることによって
内部で結露することが原因ではないかと思われます。
ホース側はこんな感じで、かなりひどい状態です。
ホースとコンプレッサーを交換すればすっきり直りますが
費用がかさみますので、今回も磨いて対応させて頂きます。
腐食がOリング部に進行した時点からガス漏れが始まりますので
Oリング部は丁寧に磨きます。
コンプレッサー側も内部にゴミが入らないように細心の注意を払いながら、磨いていきます。
ガス漏れを止めるために、両方とも鏡面に近い状態まで研磨して完了です。
たまに見かけますが、Oリングを外す時にマイナスドライバー等で筋状の傷をつけてしまう
車屋さんがおられますが、新品のOリングを使ってもガス漏れが起きてしまうので、
この部分は必ず綺麗な状態を保つようにしましょう。
完了後の写真を撮り忘れましたが、組み付けして ガスを正規量充填し
エアコンが正常に動作することを確認、ガス漏れが無いこともしっかり
チェックして納車させて頂きました。
この度はご依頼ありがとうございました。