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ハイブリッド車 30プリウスのエアコン修理

当社で最近徐々に増え出した電動コンプレッサ仕様のハイブリッド車のエアコン修理をご紹介。

 

今日の患車は 30プリウス です

 

 

ハイブリッド車 30プリウス エアコン修理
バンパーを外したところ

早速バンパーが取り外されていますが、こちらの車輌はガス漏れによる

エアコンの冷え不良でした。

点検の結果はコンデンサ(室外の熱交換器)からのガス漏れです。

 

 

ハイブリッド車 30プリウス エアコン修理
コンデンサからのガス漏れ オイルで濡れています

ごらんの通り助手席側のドライヤー接続部付近よりガス漏れがあり、オイルでベッタリと濡れております。

 

 

ハイブリッド車 30プリウス エアコン修理
新品のコンデンサ きれいです
ハイブリッド車 30プリウス エアコン修理
優良部品によりコストを抑えることが可能

交換が完了いたしました、ピカピカのコンデンサ。

今回は社外新品での交換です。製品は社外ですがもちろん国産品。

性能は純正同等で、コストを抑えることが可能です。

 

さて、ここで問題になりますが、コンデンサを交換する場合、現車のコンデンサには

若干オイルが残っています、そして新品のコンデンサには全くオイルが入っておりません。

不足する量は コンデンサ交換で20~30cc程度、ガス漏れ時に同時に漏れたオイルは

おそらく10ccまででしょう。こちらを追加してやらなければ

エアコンは性能を100%発揮することが出来なくなります。

一般整備工場でエアコン修理をされた場合、このオイル量の管理を

おろそかにしてしまう場合が見受けられます。

 

コンプレッサーの交換等の場合、オイル量が倍ほどになってしまうことあり。

最悪の場合、せっかく修理したエアコンが修理前よりひどい故障に見舞われることがあります。

 

そんな大切なオイル管理ですが、今回の電動コンプレッサ仕様(現在は主にハイブリッド車)の

お車には専用の高絶縁性オイルが使用されております。

 

これが非常に重要なことなのですが、整備工場さん等では周知徹底が

未だに進んでいないところが有り、従来車と同様のオイルを添加してしまうことがあります。

その場合、高電圧の電動コンプレッサ内部より、電圧がボディにリークして

エンジン不調であったり、ハイブリッドシステムの不調をきたしたりします。

間違えて一度入ってしまったオイルは、除去するのに

全てのエアコン部品を交換又は洗浄(可能な部品)しなければ除去することは出来ません。

 

 

HV対応エアコンオイル ケミカル 蛍光剤
HV対応のオイルやケミカル類

写真の左から、Dayton POE+LV(エステルベース汎用オイル) ,ND-OIL11(プリウス純正オイル)

WAKO'S パワーエアコンプラス(HV対応添加剤) ,ダイチャージPOE(HV対応蛍光剤入オイル)

 

当社では上記電動コンプレッサ対応のオイル、ケミカルを常時在庫しており。

確実な修理をさせて頂いております。

 

皆様の大切なお車のエアコン修理は、その道のプロ電装品整備士の居る

お近くの電装店にお任せ下さい。

当社へのお問い合わせ、修理のご依頼お待ちしております。